
夏子の酒 
夏子の酒1巻〜12巻
講談社
尾瀬 あきら (著)
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あらすじ
佐伯夏子は、実家の造り酒屋を出て、東京の広告代理店で働いていた。
実家の佐伯酒造では、兄の康男が、幻の酒米「龍錦」を使った日本一の酒を造るべく奮闘していたが、志半ばで病に倒れ、帰らぬ人となる。
生前の兄から、夢であった日本一の酒について聞かされていた夏子は、会社を辞め、龍錦を使った日本一の酒を造る夢を引き継ぐため実家に戻り日本一の吟醸酒を造るまでの物語。
日本酒を主題にしながら、農業の問題や農家の生計の問題まで非常にわかりやすく書いてある。
今まで、日本酒について考えたこともなかったが三倍増醸酒と純米酒をめぐる問題など業界の抱える構造的問題を深く考えさせられる物語である。
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